良いアトマイザーの定義と今後への期待

 

良いアトマイザーとはどのようなものを指すのでしょう。

その定義について、自分なりにいろいろと考えてみました。

結局のところ明確な答えは出ませんでしたが、現時点で思うことを書き連ねます。

 

 

一昔前までは、その判断基準が統一されていたように思います。

ずばり、「しっかり味が出るかどうか」です。

 

自分のVAPEライフは、KangertechのEVOD Megaから始まりました。

 

 

いわゆる、ペンタイプのスターターキットですね。

あのころの製品は、本当に味がうすいのです。

うすいどころか、コンディションによってはドブみたいな味がすることもありました。

先駆けとなった製品へのリスペクトは大切ですが、さすがに前時代感が否めません。

 

 

しかしながら、今のアトマイザーってどれもこれもおいしいじゃないですか。

香りの広がり方かやミストの温度やら、特性はさまざまあるにしても、「これめっちゃ味うすいなー」と思うようなアトマイザーなんてあるのでしょうか。

 

味の出方に限っていえば、どのメーカーの製品も合格ラインを超えることができているように思うのです。

 

それでは、一体どこで善し悪しを判断するのかと。

個人的には、「漏れにくさ」だと思うのです。

 

味覚や嗅覚、外観が気にいるかどうかは、主観による判断でしかありません。

ところが「漏れにくさ」となると、話は別です。

これこそ、全てのユーザーが求めるべき、良いアトマイザーの基準ではないでしょうか。

 

 

 

個人的には、味が濃くて漏れるアトマイザーは買う気になりません。

選ぶのであれば、たとえ味がうすくても漏れにくいアトマイザーがいいと思っています。

 

VAPEは液体と水蒸気を扱っているため、「絶対に漏れない」ということは難しいのかもしれません。

RTAやRDTA、クリアロはもとより、RDAですらリキッドの滲みとの戦いになります。

 

現状、これは「致し方ないこと」であって、VAPEを嗜む上での前提となっています。

だからこそ、ユーザーはいろいろな工夫を施して、漏れと戦っているのです。

 

ただ、VAPE業界の急速な発展を目の当たりにしたとき、どうしても期待してしまう自分がいます。

漏れないアトマイザーは開発されないのかと。

 

デザインとか、ブランドとか、希少性にお金をかけるつもりは毛頭ありません。

製品としてのクオリティを考えたとき、これらは本質を捉えていないと思うです。

 

おいしくて、取り扱いがかんたんで、絶対漏れないアトマイザーがあるとしたら。

それは間違いなく良質なクオリティをもった製品といえます。

 

どの業界にもいえることですが、流行りの周期をぐるぐるとまわるのではいつか衰退してしまいます。

VAPEのように、ニッチな嗜好品であればなおさらです。

いつの日か、イノベーションが起きることを願っています。

 

 

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