イガり、ドライヒットを防止するために

イガり対策について、5つの項目をだらだらとご紹介します。

思いつきなので不備があるかもしれませんが、喉に対するダメージに悩まされている方は参考にしてください。

 

1. ホットスポット除去

実のところ、今でもたまにこの作業を忘れて組んでしまいます。

しっかりとホットスポットが除去できていない状態で吸ってしまうと、高確率でイガります。

というか、たとえイガらなくてもおいしくVAPINGできませんね。

 

 

考えてみれば当たり前です。

ホットスポットが出ているということは、熱の入り方がまばらになってしまうということです。

コイルの特定の箇所にばかり熱が入ってしまえば、そこに接するコットンに負荷をかけるだけでなく、ミストの出方も不揃いになります。

しっかりドライバーンして、ホットスポットを除去しておきましょう。

 

 

2. ウィッキング

コイルの中に通るコットン量が適正ではない場合でも、イガりは発生します。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

細すぎるウィッキングだと、コットンが痩せてしまったときリキッドが供給されなくなります。

だったら太すぎるほうがマシに思えますが、コットン詰めすぎると味がしなくなるのでおすすめしません。

それも踏まえて、巻いたコイルに対して、適正なコットン量でのウィッキングをこころがけましょう。

 

 

もちろん、ふわふわにロールするとか、ピンセットで両端をすくとか、基本的なことも重要です。

それでもうまくいかない場合は、供給力+耐久性の高いコットンを使うってのもひとつの手です。

たとえばこれとか。

 

 

まだ備忘録には書いていませんが、こっちのバージョンもおすすめです。

 

よければ試してみてください。

 

 

3. ドリップ+パフ

ビルド動画なんかを観てると、ドリップしながらちょっとずつパフするじゃないですか。

VAPEを始めた当初は、この作業をやる意味がわからなかったんですね。

というか「ミストの出方を見てる説」「正常に作動するか確認してる説」などがあって、実は今でもよくわかっていません。

 

そんな中、自分の中で納得した答えは「リキッドをコットンに浸透させる説」でした。

 

ドリップした後、ちょっとずつパフすると……

コイルやコットンの中に、リキッドが吸収される様子がみてとれます。

この作業を行うことで、コットンの内部までしっかりと馴染ませ、ドライバーン状態になるのを防いでいるのではないかと。

また、コットン臭が飛ぶのも早くなるので、一発目から快適にVAPINGできるわけです。

 

 

というわけで、ビルドした直後のドリップとパフ。

これもイガり対策として扱ってもいいんじゃないかと考えています。

 

 

4. 出力の調整

最後は、テクニカルMODにおける出力の調整です。

一言で表せば、「あんまかけすぎるなよ」ってことです。

 

過剰な出力をかけてしまえば、いわずもがな、イガりの原因になります。

それよりなにより、最悪の場合はアトマから火が出るのでとても危険です。

 

抵抗値に対する出力の適正値は、「オームの法則」を使えばわかります。

ネットで検索すれば計算フォームもでてくるので、それを見ながら運用しましょう。

 

とはいえ、私個人的には、出力の適正値をほとんど気にしていません。

「出力の適正値=おいしいポイント」とは限らないからです。

おいしく吸える出力はビルドの仕様やリキッドによっても変わりますし、なんならその日の気分にも左右されます。

 

なので、15wくらいから徐々に上げて、おいしく吸えるポイントを探すスタイルにしています。

特殊なビルドは除きますが、それでもだいたい35wを超えることなんてほとんどありません。

 

「出力をかけすぎないこと」を念頭において、出力の調整をしましょう。

 

 

5. 調子にのらない

私の場合、イガらせてしまう最大の原因はメンタル的なところです。

 

調子にのってバガバガ吸っちゃうんですよ。

とくに大好きなリキッドを吸っているときは、なーんにも考えずにチェーンしちゃいます。

そんで、リキッドを消費した瞬間に悶絶するっていうオチです。

 

友達から「なんかワザ見せてよwww」を煽られたときなんかも同じですね。

喜ばせようと思い、気合を入れて吸い込んだのも束の間……

激しい咳とともに大量のミストが噴出されるというなんとも滑稽な様子を演出することもあります。

 

ビルドに問題があって供給不足で「イガる」というより、「ついついドライヒットさせちゃう」といったほうがいいかもしれませんね。

こうした扱い方を含めて、セルフマネージメントしなければいけません。

油断は禁物です。

 

 

最後に

読者の方からいただいたコメントに背中を押され、思いつく範囲での対策をご紹介しました。

冒頭にもチラッと書きましたが、どこかしらに不備や書き漏れがあると思います。

「ここも気をつけたほうがいいよー」とか「こうすればいいよー」といった情報があれば、ぜひ教えていただきたいです。

 

ある程度ビルドに慣れてきた段階でも、予期せぬイガりはあります。

ビルドやセッティング、そして運用のところでも注意しながら、おいしく吸いましょう。

 

以上、バイバイ。

コメント

  1. SD より:

    ドリップ&パフってそーゆー意味があったんですね!
    コットン慣らしみたいな感じですかね?

    ちなみにスペースドコイルでもドライバーンしたほうがいいんですかね?

    • Ryo より:

      SDさん

      コメントありがとうございます!
      そう、まさにコットン慣らしですね!

      スペースドコイルの場合でも、私はドライバーンしています。
      ホットスポットの除去というよりは、ワイヤーに付着した工業オイルや皮脂などの汚れをとり、表面に酸化皮膜を作るためですね。
      そうすると、最初のVAPINGから味が安定しつつ、コイルも長持ち(するような気が)します。

      というか、これも記事のなかに書けばよかったですね!
      ご質問いただいて+気づかせてくれてありがとうございます!

      Ryo

  2. SD より:

    なるほど!

    なんとなく「スペースドコイルはホットスポット出来ないから大丈夫っしょ!

    って思ってたのでそういった別の意味があるんですね!

    いやー奥が深いw

    ケンドーコットンも気になるし、最近はNi70のワイヤーも気になるし、メッシュコイルのクリアロも気になるしでベイプって完全に趣味の領域ですね!

    そう考えると電子タバコっていうカテゴリーなのが違和感を感じますw

    • Ryo より:

      SDさん

      Ni70、私も気になっていました!
      たしかに、もはや「タバコ」としてカテゴライズできない感じはありますよね!

      「そろそろゴールしたかな」と思いきや、沼がさらに深いことに気づく……
      ↑いまだにこれの繰り返しです!www

      Ryo