【分解・清掃】MODを修理する【パフボタンの動作】

 

DRIPBOXがぶっ壊れました。

 

 

VAPEを始めたころに買ったもので、かなり年季が入っています。

この数年間でいろんなMODを買いましたが、ず~っとレギュラー的な存在として君臨しています。

それほど気に入ってる製品ですが、いよいよ不具合が発生しました。

そこで今回は、DRIPBOXの修理にチャレンジします。

 

この記事では、MOD本体を分解する様子が内容に含まれることになります。

「分解」という時点でメーカーが想定する使用方法ではないので、みなさんはマネしないでくださいね。

大好きなMODが復帰できることを目指して頑張ります。

 

 

症状

なにがどうなって「壊れた」と思ったのか。

まずはこの部分を説明します。

 

簡単にいうと、「通電しっぱなし」になりました。

 

一度パフすると、ボタンから手を放しても通電が続いてしまいます。

保護回路が搭載されているDRIPBOXは「10秒カットオフ」が効くのですが……。

やっぱり「意図しない通電」は正常ではないし、なにより怖いですよね。

 

 

そんで。

原因はパフボタン付近にあるとにらんでいます。

 

 

なんとなく、パフボタンの動きがしぶいというか、接点に粘着性があるように感じました。

リキッドがスイッチの接点に滲んだのか、内部で結露したのかもしれません。

今までどおり使えるような状態にするため、パフボタン付近を点検してみようと思います。

 

 

分解・清掃

まずは本体を分解します。

 

 

一応、ボトルやカバー類は外して作業を始めました。

が、結果からいうと矢印と丸で示した5つのネジを緩めればオッケーでした。

 

 

このネジ、面倒なことにトルクスなんですよね。

ギザギザしたやつね。

 

 

ピコの外装もトルクスで留まっているので、MODを分解メンテしたい人はもっておいたほうがいいです。

絶対におすすめしませんが、もっていなければマイナスドライバーでも代用できないことはありません。

 

 

すべてのネジを外し終えたら、ゆっくりと引き抜きます。

 

 

おそらくどのMODでも同じだと思いますが、上下の外装部品は基板とつながっています。

コンタクト部はもちろん、底部にはバッテリーの接続端子が入っていたりもするのでね。

無理に引き抜いて線をちぎってしまえば、それこそ大惨事です。

ここは慎重にやります。

 

はじめてDRIPBOXの内部をのぞいたんですが、けっこう頑丈にシーリングされていました。

 

 

こういう白いのがいたるところに施されています。

 

 

できれば基板ごと外したかったんですが、小さな筐体にうじゃうじゃと線が詰まっていて、ハンダやらシール材やらでがっちがちでした。

ここでぼくは全バラをあきらめることに……。

 

肝心のパフボタンの裏側が撮影できませんでしたが、ぶっちゃけ見た目ではまったく異常がありませんでした。

なので、パフボタンのまわりや接点に少量のパーツクリーナーを塗布して、スイッチの感触を確かめます。

せっかくバラしたので、スイッチ部に接点復活材を塗布することにしました。

かんたんですが、これで終了です。

 

 

ひょっとしたら正しいやり方ではないかもしれません。

ケミカルの塗布が果たして安全なのかどうか、これも自信がありません。

記事の本丸ともいえる内容なのに画像を用意しなかったのは、この部分に不安があるからです。

くり返しになりますが、みなさんはマネしないでくださいね。

 

 

組み立て+動作確認

このくらいの作業で終わりなら、わざわざ分解しなくてもよかったような……

そんなことを思いながら、バラしたときと逆の順序で組み立てます。

 

 

うむ。

記事の内容とは関係ありませんが、あらためてみるとかなりボロいですね。

とりあえず、組み上がりました。

 

 

素人が分解したあとなので、もしかしたら状態が悪化しているかもしれません。

最悪の事態にそなえて、「屋外」かつ「周囲に人がいない場所」で通電を確認します。

ぼくはビビリなので、わざわざ空になった一斗缶をもらってきました。

 

 

このなかに手を突っ込んで、顔をそむけながらパフしました。

どうやら大丈夫そうです。

 

 

なおったみたい

ちなみにこのあと一週間ほど使ってみました。

おっかなびっくりの状態でのVAPINGはけっこうなストレスだったものの、やはり大丈夫そうでした。

 

 

「修理」といえるほど大がかりな作業ではなかったかもしれませんが、とりあえずは現状復帰できました。

めちゃめちゃうれしいです。

 

 

ただ、しつこいようですが、くれぐれも安易にマネしないでください。

ぼくのやり方が間違っているかもしれませんし、今回たまたま上手くいっただけかもしれません。

 

DRIPBOXはお気に入りのMODですが、ぶっちゃけ時代遅れのマイナー機種です。

もはや誰も遣っていないであろうMODの、しかも不確定な情報を発信することには正直迷いがありました。

 

しかし!

もしかしたら似たような現象に悩まされている人がいるかもしれないと思い、記事を書きました。

とくに似たような構造の”ピコンカー”などは、同じ問題が発生しないとも言い切れません。

いつか誰かの参考になれば幸いです。

 

 

以上、バイバイ。

 

 

コメント

  1. けんち より:

    はじめまして、こんにちは

    ドリップボックスもピコンカーも使っています
    ドリップボックスは2台目で保証期間内だったので同様の症状で交換してもらいました
    現在使用のもの2年近くになりますが、同症状が出ました
    Ryoさんのこちらの記事をみて、基盤の中まで入らないぐらいでパーツクリーナーで清掃して、シリコンスプレーしたところ普通に使えるようになりました!!
    貴重な情報、ありがとうございました!!

    使用頻度はピコンカーのほうが多いのですが、そちらは1台もなってないんですよ
    ボタン部分の形状、材質のちがいなのかなあ。。。

    • Ryo より:

      けんち さま

      コメントありがとうございます!
      少しでも参考になればと思って書いたので、とってもうれしいです!

      このときは接点復活材を使いましたが、シリコンスプレーが有効だとは知りませんでした。
      ドリップボックスとピコンカーは私も大好きなMODですが、固体差もあるのでしょうか……
      供給が怪しくなってきたので、これからもちょいちょいメンテしながら大切に使いましょう!

      Ryo