Melo 3 miniのドリップチップが壊れたことは、こちらの記事でご紹介しましたね。
よく使うドリチだったので、けっこうショックでした。
味を濃くするような性質のものではないですが、くわえたときの大きさや長さがちょうどよかったんです。
内部が樹脂になっていて、熱くならないのもお気に入りポイントでした。
そこで代わりになるものを探すことに。
FastTechで見かけたのが、この製品です。
見た目がなんとなく似ていたので買ってみました。
詳しく見ていきましょう。
外観
仕上がりは、可もなく不可もなくといったところ。
まああんまり綺麗ではないです。
鉄の筒を短く切ってちょっと加工したって感じです。
もちろん、510規格です。
Oリングは半透明のタイプですね。
この手のOリングってけっこう緩みがちなイメージがあります。
バリがあるとか、明らかな欠陥はないので良しとしましょう。
内径はけっこう大きめですが、段階を経て広がるような感じです。
広がる途中は、いわゆる逆テーパーになっています。
いいですよね、逆テーパー。
香りは広がりやすいんじゃないかと思っていますが、このくらい内径が大きいとなるとどうなんでしょうね。
しかもテーパーのかけ方がけっこう急で、ざっくりとしています。
効果が得られるかはナゾですね。
ちなみに、これ届いたときはものすごい汚れていました。
まさに錆びと油のオンパレード。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
比較
そもそもは、壊れたMelo 3 miniのドリップチップの代わりとして購入しました。
サイズ感を比較してみます。
目視ではまるっきり同じサイズだったので、ノギスでおおまかに計測してみました。
両者とも外径が約12mm、接続部を除いた全長は約13mmでした。
内径は今回買ったドリップチップが約8mm、Melo 3 miniのドリップチップは約7mm。
自分でもびっくりしましたが、ほとんど同じ大きさでした。
ただ、Melo 3 miniのドリップチップは内部が樹脂でできているんですよね。
軽いし、熱くならないし、これがとても便利だったのです。
はかりがないので重さの計測はできませんが、手にもった感じはだいぶ違います。
やっぱり、今回買ったほうがあきらかに重いです。
まあこれは最初からわかっていたことで、致し方ないですね。
あとは使用感がどうなのか。
使用感
参考までに、Serpent Altoに装着して吸ってみました。
思ってたよりも良かったですね。
長めの距離をかけて、ミストの香りを広げながら吸い上げるような印象です。
逆テーパーの恩恵でしょうか。
ただ、味が濃くなるようなことは一切ないです。
むしろぼやけまくってます。
これも含めて、構造を見たときに予想したとおりの味の出方をします。
嬉しい誤算だったのは、思ってたよりも熱をもたなかったこと。
全長も外形も内径も大きめに作られているからでしょうか。
連続して焚きまくっても、ほのかに温まるくらいです。
これらを含めて思いました。
Melo 3 miniのドリップチップの使用感に、とっても似ています。
思惑通りでした。
よかったー。
結果発表
アリ。
「味を求めるなら内径細めのドリップチップ」みたいな風潮があるじゃないですか。
自分自身もそう思ってますし、ドリップチップを選ぶときの基準のひとつにもなっています。
今回ご紹介した製品は、味を濃く出すタイプのものではありません。
しかし、このような大きめ・長めのドリップチップにも一定の需要はあると思います。
510規格のアトマを使っていてトップキャップに唇が触れるのが嫌だ、とか。
それなりにガバっと吸いたいけどワイドボアほど大きいのは嫌だ、とか。
濃い味に飽きたので香りをメインで楽しみたい、とか。
このようなニーズには最適なドリップチップだと思います。
ひとつもっていてもいいんじゃないでしょうか。
更新日時点でもまだ在庫があるようなので、よかったら試してみてください。
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