DEMON VAPEより、Custardationの備忘録。
フィリピン産のリキッドで。容量は60mlです。
めずらしく、お店でテイスティングして買いました。
テイスティングしたときの感想
たしか、Hadalyのクローンを使ったように記憶しています。
めちゃめちゃ甘いカラメルの風味が香ばしく、美味しかったので購入にいたりました。
んで、そのとき何味かを確認しないまま買ったんですよね。
てっきりカスタードプリン味かと思っていましたが、違いました。
これ、バニラカスタードタバコ味です。
目で見て思うこと
吸う前に外観やらなにやらを見てみましょう。
ロゴは完全にサンタクルーズのパク……パロディですね。
東南アジアのリキッドメーカーって、こういうデザインが多いですよね。
一昔前に流行った様な感じの、もはや形骸化したアングラな感じのデザイン。
正直、自分の感性にはマッチしないので、リキッドをジャケ買いするとなれば絶対に選びません。
今こうして手元にあるのは、テイスティングできたおかげですね。
小さい頃、「人は外見で判断しちゃだめなんだよ」と母ちゃんに言われました。
人だけでなく、リキッドも外見で判断できないんだなと思いました。
つまらない余談はさておき……
配合率は VG60:PG40でした。
このあたりに関しては、ちょっとしたこだわりのようなものを感じますね。
70:30でもなく、50:50でもないみたいな。
クリアロでも全然いける粘度ですが、今回はRDAとRDTAで吸っていきます。
スティープ前
● WASP Nano RDTA SS316 マイクロ 0.9Ω
● Yuri RDA カンタル デュアル マイクロ 0.3Ω
まず全体を通していえるのは、めちゃ甘いということ。
バニカスの甘さというよりも、カラメルソースのはっきりとした甘さです。
VAPINGしたあとの口周りを舐めると、まるでプリンを食べたあとみたいな味がします。
抵抗値を低めにして強く炊いてあげると、この甘味が増しました。
しかしながら、ただ甘ったるいわけではありません。
ミストを吐くときに、スパイシーなナッツの風味を感じます。
” VAPEならではのタバコ感 ” みたいなアレです。
高抵抗セッティングだとこのタバコ感が前に出て、甘さが控えめになります。
一日中ダラダラ吸いたい人は高抵抗のほうがいいかもしれませんが、個人的にこの味の出方は好きではありません。
まあ、好みがわかれるところでしょう。
このままでもおいしく吸えますが、正直、スティープは必須だと思います。
バニカスをはじめとするデザート系のリキッドは、スティープすればもっとおいしくなることは経験則からわかっています。
実際、店頭でテイスティングしたときの印象よりもだいぶ弱い感じがあるので、しばらく寝かせましょう。
スティープ後
● WASP Nano RDTA SS316 マイクロ 0.9Ω
● Yuri RDA カンタル デュアル マイクロ 0.3Ω
期間は3週間くらいですね。
ボトルを振ったり、ボトル内の空気を循環させたりと、テキトーな感じでやりました。
以前と同じ条件で吸いましたが、スティープ前は味と香りがはっきりしていました。
舌がおかしくなっている自分でもわかるくらいに、フレーバーに角が立っていたような印象です。
スティープしたあとは、味の出方がまろやかになってコクが増したように感じます。
まあ、バニカス系はだいたいスティープすれば美味しくなるんですけどね。
このリキッドに関していえば、甘さはそのままで、カスタード感が強くなりました。
同時に、スパイシーなナッツの香りが少し弱まったので、バニカス特有の後味が嫌いな人でも吸いやすく変化したと思います。
さて、スティープ前後で比較しましたが、この時点で思ったことを書きます。
ずばり、高抵抗でのVAPINGはおすすめしません。
リキッドがもつポテンシャルを引き出せていない感が否めないからです。
高抵抗でも吸えないことはないですが、「この味の出方だったら他のリキッドでもいいや」となるでしょう。
断然、出力高めに焚いてあげたほうがおいしいですね。
ガンクの付きかた
正直、めちゃめちゃ危惧していました。
「これだけ甘さが出るなら、ハンパなくガンクついちゃうだろうな」と。
5、6回チャージして、100パフぐらいしたときのコイルの様子がこちら。
バニカス系でありがちなコットンの変色はさておき、思ってたよりもひどくなかったというのが正直な感想です。
たしかに、所々にガンクはついていますが、
・ この甘さで
・ カンタルワイヤーを使って
・ 100パフして
この程度であれば、許容範囲といっていいでしょう。
ドライバーンで飛ばさなくても丸一日はもつでしょうし、個人的には気にならないレベルです。
結果発表
アリ。
というか、買う前にテイスティングしておきながら「ナシ」にするほどバカじゃないです。
さんざん書きましたが、フレーバーについては文句なし。
いい意味でバニカスっぽくないので、バニカスが苦手な人にもおすすめしたいですね。
他のリキッドに比べればガンクもつきやすい部類かなとも思いますが、まあ許容範囲内です。
驚いたことに、まあまあコスパが良いんですよね。
60mlの容量で、3000円切るとか。
海外製のリキッドは自分で輸入しちゃう派ですが、この容量と値段なら国内で買っても損した気にならないです。
これには感心しました。
ちなみに、輸入によって格安で入手できないかと、窓口となるショップを探しまわりました。
見つかったのは、聞いたこともないようなマレーシアのショップのみ。
現時点では、信頼がおける大手のショップでは取り扱ってないみたいですね。
こういう製品は、国内で買ったほうがなにかと安心です。
Amazonやら楽天やらでも取り扱っているみたいなので、気になる方は試してみてください。
コメント
このリキッド試飲した時「んー、なんか違うなあ」って思ったんですがもしかしたらありかもって思いました(・∀・)
そうか、なにかに似てると思ったらサンタクでしたねw
コメントありがとうございます!
私は寒い時期に吸うバニカスが大好きですが、やっぱり好みはありますからねー!
まだまだ寒さは残っているので、よければ今度また試してみてください!www
意外にもサンタクを知らない人が多いのですが、わかってもらえて嬉しいです!
Ryo