製作したリデューサーを実際に使用してみます。
素材の耐熱性は皆無なので、使えるのかどうかすらも不安に思っています。
問題なく使えた場合には、味の出方も気になるところですね。
とりあえずそのまま装着してみました。
フィッティングはいい感じです。
が、この時点で溶けそうな予感しかしません。
実際に吸ってみたところ……
見事に溶けました。
凸の頂点あたり、コイルに近い部分ですね。
普通に吸うぶんには問題ありませんでしたが、チェーンするとこの部分がやわらかくなってしまいました。
だらだらと溶け出すことはなかったものの、なんとなく気持ち悪いのでカットします。
あいかわらずピンボケしてますが、これもご愛嬌です。
再度吸ってみまーす。
うん。
結果からいえば、微妙でした。
こちらも、普通に使うぶんには何の問題もありません。
しかし、トップキャップに触るのもためらわれるくらいチェーンすると、若干表面がやわらかくなります。
爪を立てるとその跡が残る感じで。
やはり粘土では厳しかったのでしょう。
肝心の味ですが、これもまた微妙でした。
最初のうちは、油っぽいにおいがして、吸えたもんじゃなかったです。
こなれてくると普通に吸えるレベルにはなったんですが……
このリデューサーの有無が味に大きく影響しているかといえば、疑問が残ります。
外した状態で吸い比べたみたところ、味の変化がわかりづらかったんですよね。
濃くなった気はしないでもないけど、明確にわかるほど変わってない、みたいな。
日をまたいで吸ってみてもとくに印象は変わりませんでした。
これ、自分としてはけっこう大きな驚きでした。
無理やりデッキ内の体積を減少させても、劇的な変化がないのですからね。
差があったとしても微々たるモノなので、そんなに気にしなくてもいいのかなと。
自分の中にあるセオリーの根幹が揺らいだ感じです。
結論。
リデューサーっぽいものを作ることには成功しましたが、実用レベルには至ることはありませんでした。
作業自体はかんたんで、不器用な自分でも1時間もかからずに製作できました。
しかしながら、味に良い影響が見られなかったのは残念ですね。
それが素材によるものなのか、製作の過程によるものなのか、はたまたアトマイザーの構造によるものなのか。
現時点では定かではありません。
いずれにしても、この”おゆまるくん”的な素材では、自分が納得するレベルのものはできませんでした。
ぶっちゃけ、この味の出方であれば、空いたスペースにコットンを詰め込んだほうが楽です。
まあ、いい材料が見つかり次第、また試してみようとは思います。
以上、バイバイ。
コメント