今日はエタノールについてのお話。
VAPEやっている人であれば、アトマイザーの洗浄などで活躍してるんじゃないでしょうか。
洗浄にエタノールを使うメリットは、主に2つあると思っています。
ひとつは、消毒。
アトマイザーは常に液体に触れているため、雑菌の繁殖などが懸念されます。
洗浄の際は水洗いだけでなく、エタノールを使って消毒まで行ったほうが衛生的です。
もうひとつは、乾燥時間の早さ。
水洗いしたとき、たとえばRTAのデッキ内部なんかは、いつまでたっても水分が残っています。
エタノールにサッと通すだけでも、乾燥時間が段違いに早くなります。
ちなみに、エタノールにもいろいろ種類があります。
「無水エタノール」「消毒用エタノール」といったように、商品のパッケージを見ればかんたんに区別できます。
要するに、これは精製水が含まれている度合いの違いで、製品によってエタノールの濃度が変わってきます。
● 無水エタノール 99.5%以上
● 消毒用エタノール 80%程度
医療現場などで使うわけではないので正直どれでもいいとは思いますが、個人的には消毒用エタノールがおすすめです。
水で割ったほうがエタノールの殺菌作用が増すようですし、引火の危険性も少なくなるので使いやすいんじゃないでしょうか。
ただ、これだけは使わないほうがいいと声を大にして言いたい製品があります。
2つのエタノールを用意しました。
右は普通の消毒用エタノールです。
左のボトルを見ると、商品名に ” IP “ という文字がついていますね。
このIPがつくエタノールはアトマイザーの洗浄に使わないほうがいいです。
そもそもIPとは「イソプロパノール」ことで、エタノールと同様、消毒作用がある成分のことです。
じゃあ問題ないんじゃないかと言いたいところですが、油断は禁物です。
イソプロパノールは、エタノールの2倍ほどの毒性があるとのこと。
要するに、飲んだり食べたりできない成分なのです。
VAPEは口に触れるだけでなく、熱した蒸気を吸引します。
人体への影響がどんなもんかは詳しく知りませんが、あえてリスクを取る必要はありません。
商品名にIPがついているエタノールは使わないほうが良いでしょう。
それじゃあなぜ、IPつきのエタノールをもってるのかと。
これ、VAPE始めたてのころ、薬局で安かったから買ってしまったんですよね。
帰宅したとき、手を消毒するときに活躍しています。
みなさんは値段の安さに釣られないようにしましょう。
以上。
コメント
イソプロ混ぜると酒税法から逃れられるんですよね〜
塩入れまくって飲めなくした料理酒と同じく安くなります
匿名さま
コメントありがとうございます!
なるほど、勉強になりました。
価格が安い理由には酒税法のからみもあるんですね。
VAPEを通じて、またひとつかしこくなることができました!
ありがとうございます!
Ryo