ベイパーズタンのあれこれ

 

ベイパーズタン(Vaper’s Tongue)について書きます。

初めてベイパーズタンになったときの心境やその対策をご紹介します。

 

 

VAPEを始めてから、数多くの驚きや発見、気づきがありました。

ベイパーズタンもそのひとつです。

 

Melo 3 Miniというクリアロで吸いまくっていた時代のこと。

ある瞬間から、味も香りも一切感じなくなったのです。

 

クリアロで起こるトラブルの大半は、コイルにあります。

まだまだ使えそうでしたが、思い切って交換してみました。

 

 

しかし、まったく効果なし。

フレーバーの、フの字も感じない。

「ついに味覚と嗅覚がおかしくなったんだなー」と思いました。

 

 

しばらく時間が経ってから、もう一度吸ってみました。

すると、従来どおり味も香りも感じられるようになったのです。

「ついに味覚と嗅覚がおかしくなったんだなー」と思いました。

 

 

ほどなくして、ベイパーズタン(Vaper’s Tongue)という言葉を知りました。

一言であらわせば、フレーバーへの順応によって感覚が鈍る現象です。

 

文系の私はしっかりロジックを組み立てた説明はできませんが、なんとなく理解できます。

自分の体臭や口臭を知覚しづらいのと同様、要するに「慣れ」からくるものだと思っています。

「ついに味覚と嗅覚がおかしくなったんだなー」と思ったのも、あながち間違いではなかったというわけですね。

 

 

まあ、ベイパーズタンという現象そのものに対する驚きは、とくにありませんでした。

というのも、「言われてみればそういうことか」と納得できるものだったからです。

 

 

では何に驚いたのかというと、これが言語化されていることです。

現象や概念として存在するのは当然として、言語化されたものがユーザーのなかで共有されているとは思っていませんでした。

「未成熟なカルチャー」だと認識していた自分が無知であったことや、情報収集能力の低さが露呈した出来事でもあったのです。

 

文系っぽい思い出話はこのあたりにしておいて。

 

せっかくなので、ベイパーズタンへの対策について書きましょう。

考えうるものを、とりあえず3つ挙げます。

 

① 吸わない

ずーっと吸っていると慣れたり飽きたりするのは当然なので、吸わない時間を設けるのが手っ取り早いです。

 

② より刺激の強いものを摂取する

リキッドからくるフレーバーよりも、香りや味が強いものを摂取する方法です。

極端なものである必要はなく、ただ食事するだけでも効果があるはずです。

コーヒーとか、タバコもそうですね。

 

③ 普段からグリセリンだけを吸う

いつもグリセリンだけでVAPINGしていれば、ベイパーズタンに悩まされることはなくなります。

むしろ、値段が安くて経済的だし、コイルやコットンも長持ちするし、ほんのりとした甘さも感じられるし……

「これでいいかな?」とすら思えてきたため、私はこのスタイルをとっています。

実際、ここ1年以上はベイパーズタンから遠ざかっています。

 

 

あーだこーだ書きましたが、ほっといても治るので過度に心配しなくていいと思います。

私の場合、1日以内にはベイパーズタンから脱していました。

 

仮に、長期にわたってベイパーズタンが続き、食事もおいしく食べられなくなった場合。

なんらかの異常をきたしているかもしれないので、そのときはおとなしく病院にいきましょう。

 

コメント

  1. たかはし より:

    香水をお試しであれこれ嗅ぎすぎて分からなくなるアレですね´д` ;
    余談ですがこの時って自分の匂いを嗅ぐと元に戻るそうです(肩の辺り)

    テイスティングの時によく分からなくなって結局ボトルの好みで買って失敗するパターンです(><)

    • Ryo より:

      たかはしさん

      コメントありがとうございます!

      たしかにテイスティングのときはワケわかんなくなっちゃいますねぇ……

      今度、感じ方があやふやになったら、自分の匂いを嗅ぐようにします!
      肩の辺りだけでなく耳の裏やワキの下あたりも嗅いでみます!

      いいこと教えてくださってありがとうございます!

      Ryo