Maze V3の良くないところをピックアップしました。
大きく分けて5つ挙げます。
トップキャップがゆるい
Oリングが1箇所にしか設けられていないため、トップキャップがゆるいように感じました。
初期のHasturみたいにMODごとふれば外れるレベルではないものの、エアフローの位置が定まらず調整がシビアになるくらいにはゆるいです。
本来であればOリングが2個ついていてほしいところですね。
これは、デンタルフロスをはさめるなどの対応が必要でしょう。
吸い心地があまり良くない
上部を見るといかにもMazeらしいデザインですが、これは好みが分かれるところかと思います。
というのも、角度によって唇にあたる感覚が変わってくるのです。
唇にあたる部分が逃げるような形状をしているものの、これはネジの切り方であったり、好みのエアフロー位置によって変わります。
ユーザーが対策できない部分に依存するという意味では、難アリだなと感じました。
かっこいいんだけですけどね。
底面からジワ漏れする
底面からリキッドが滲んできます。
いろんな人のレビューでも指摘されていますね。
どのアトマイザーでも起こりうることですが、Maze V3の場合はわり滲みやすい部類に入ると思います。
トップキャップを外したり付けたりするたびに、水滴となったリキッドを押し下げるような動きになることが直接的な原因のようです。
Oリングがふたつあれば……
トップキャップのスリーブが分離していれば……
デッキ側にスリーブの受けとなる部分があれば……
と、構造的な問題を指摘したくなったりもします。
このあたりが詰めが甘いと言わざるを得ないでしょう。
ボトムフィーダーとして運用するのであればあまり気にならないものの、良いRDAだけに残念ですね。
吸気音がうるさい
使っていて地味に気になるところですね。
エアフローが独特なので、致し方ない部分なのでしょうか。
アタッチメントパーツを変えてみたり、いろいろ試しましたが、あまり改善しませんでした。
おそらく、内部での空気の動き方に根本的な原因があるのだと思います。
笛鳴りはしませんが、全体的に音が大きい気がします。
「ピューーー」ではなく、「ズゴーーー」といった感じで。
穴をずらして一箇所のエアホールで吸った音が、他のアトマイザーでいうデュアル全開、みたいな印象です。
まあ、微々たる差ではありますけどね。
気になる人は気になるでしょう。
結局のところ、どんなアトマイザーでも多少なりとも吸気音はあるので、笛鳴りがないだけマシと考えることにします。
ドリップチップが専用設計
ドリチの拡張性はないものと考えて良いでしょう。
というのも、510を使おうとするとウルテム素材のアダプターを否応なしに使わなければなりません。
試しに、他のドリチをつけてみます。
はっきり言って、だっっっさいですね。
ウルテムアダプターが上部に飛び出すようなデザインになっているので、これにマッチングさせるのは至難の業です。
見た目全然かっこよくないし、Oリングが透けているのもどうかと思います。
これにマッチするようなドリチは、そうそうないでしょう。
ここは素直に510規格にして拡張性を確保してほしかったところです。
ちなみに、初期のMazeとの互換性はあるようです。
となると、アダプターにメタルパーツが使えるため、選択肢は広がりますね
それから、あくまでウワサレベルの話ですが、In’saneのドリチがピッタリはまるとか。
In’saneを持ってないのでわかりませんが、これが本当であれば黒ドリチが使えることになります。
ただしIn’saneは入手性が悪く、クローンですら手に入れるのは困難です。
すでにもっている人は一度試してみてください。
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