ウィッキングについての考察

 

今回はウィッキングについて書きなぐります。

「ウィッキング」そのものに対する考え方と、自分なりのコツ。

それを恥ずかしげもなく公開します。

 

 

まず初めに、ウィッキングは「おいしさ」を決定づけるもっとも大きい要素だと思ってます。

 

あえて書く必要もないですが、コイルにリキッドを供給する役割を担うのがウィッキングです。

いわゆる「毛細管現象(毛管現象)」という物理法則を利用して、コットンに染み込ませたリキッドをコイルまで運びます。

原理について詳しく知りたい方は、ウィキペディアかなんかで調べてください。

 

このウィッキングに失敗してしまえば、当然、せっかくのビルドが台無しになります。

それだけでなく、どんなに良いアトマイザーや人気のリキッドでもクソマズいゴミと化します。

そうならないよう、上手にウィッキングしなければなりません。

 

 

しかし、ウィッキングのコツを文章で説明するのはと~っても難しいです。

 

「んじゃあ動画なら」とも思いますが、Youtubeのビルド動画を観ても上手なウィッキングについて芯を食った説明している人を見たことがありません。

ディスっているわけではなく、「伝えるとなると難しい」ってのがめちゃめちゃわかるって意味です。

 

 

これをふまえて、伝わらないことを前提に自分なりのコツを書かせてもらいます。

 

 

ウィッキングのポイントは、コイルとの接触面を意識することに尽きます。

方法論というよりも精神論に近いかもしれません。

 

接触面が不均等になると、味が出なかったりイガったりするのです。

なので、コイルの内径に対して太すぎず細すぎないところでウィッキングする必要があります。

 

まあ、このちょうど良い具合のコットン量を説明するのが難しいんですけどねー。

好みによっても変わってくる部分ですし……。

 

たとえば、これだと細すぎますね。

 

 

これでもおそらく、最初のひと吸いくらいであれば普通にVAPINGできると思います。

が、コイルに付着しているリキッドがなくなった途端にイガってしまうでしょう。

さらにいえば、コットンは吸ってるうちに痩せてくるものです。

なので画像のようにコイルとコットンに隙間があるようでは、やはりダメですね。

 

 

かといって、これは詰めすぎです。

 

 

画像ではわかりづらいですが、保持量を確保するため欲張ったパターンですね。

ねじりながらグイグイ、無理やり通しました。

コイルとの接触面に十分なリキッドが供給されないため、このようにコットンを詰めすぎたらまともに味が出ません。

粘度が高いリキッドなんかでチェーンすると供給が追いつかない可能性もありますので、これもダメな例ですね。

 

 

それでは、これだとどうでしょうか。

 

 

コイルに通すときに若干の抵抗はあるものの、ストレスなく通せる程度の太さです。

撮影したあとに吸ってみたところ、ちょうど良い感じでした。

画像だとわかりづらいですけどね……。

 

 

これが一発で成功できるまで、日頃からトライ&エラーを繰り返す……

ウィッキングは、こうして洗練されていくものだと思います。

 

 

とはいえ、そう身構えることもありません。

小難しい表現になっているのは、わかるように伝えることが難しいからです。

 

リキッドが供給される様子をイメージしながらやれば、すぐに快適なVAPINGができるようになるでしょう。

 

もちろん私自身、追求する余地はまだまだあるものの、少しでもヒントになればと思って書きました。

 

 

以上、バイバイ。

 

 

コメント

  1. SD より:

    早速の記事ありがとうございます!

    これを参考にウィッキング練習に励みたいと思います!

    • Ryo より:

      SDさん

      コメントありがとうございます!

      私もまだまだ未熟なVAPERですので、もっと良い方法やわかりやすい伝え方が見つかり次第、追ってご紹介します!

      Ryo