今日は iCare をイジってMTL仕様にカスタムします。
ニコチン補給機として今なお愛用しているiCareですが、ドローの感覚が独特なんですよね。
なんというか、余分なエアを吸い込んでいる感じがするんです。
吸い込んだときの負圧で自動的にパフする構造なので「ドローからミスト発生までのラグ」があるのは致し方ないとは思います。
ただ、ここさえ改善できれば、iCareでMTLの吸い心地を楽しめるんじゃないかと。
目をつけたのは、チムニー部分の長さです。
一言でいえば、チムニーが長すぎるんです。
末端についたコイルからの距離が遠くなるので、余分なエアが混ざってミストが薄まる上に、ほかの製品に比べてドローの感覚がおかしくなっちゃうのです。
リキッドのおいしさを求める製品ではないので、味の出方については目を瞑りましょう。
しかし「ドローくらいは自分好みにしたい」と思い、改造に踏み切りました。
方法はかんたんです。
チムニー内部にあるエアの通り道を、Oリングで埋めればいいのです。
「◎」の外側にある隙間ですよ。
内側のほうに詰め込むと吸えなくなるので、気をつけてください。
このとき使うOリングは、あまりものでいいです。
使わなくなったアトマの付属品から拝借します。
右上のヤツが使いやすそうですね。
手持ちのノギスで測ってみると、外径7mm、内径6mmくらいのサイズでした。
ここで注意点ですが、Oリングに一箇所だけ切れ込みを入れます。
一箇所だけ切っておくことで、ドローがちょうどいい重さになるんです。
そのまま詰め込んでも吸えないことはないですが、MTL派の自分でも引いちゃうくらい激重になります。
しかも、Oリングを外すとなるとめっちゃ時間がかかるという罠……。
(実践済み)
なので、やはり切っておくことをおすすめします。
このOリングが「らせん状」になるようなイメージで、チムニーに挿入します。
うむ、画像じゃ絶対わかんない。
まあ、改造といってもたったこれだけです。
使うOリングのサイズによっても若干変わりますが、カスタム後のドローの感覚は雲泥の差です。
極端に味が濃くなるわけではないし、ミスト量も減るので、好きになれない人もいるでしょう。
iCareを使ってMTLでニコチン補給したいのであれば、一考の価値はあるカスタムだと思います。
最後に、上部にあるエアフローコントロールで微調整する感じですね。
今回使ったOリングのサイズでは、全開でタバコよりやや軽いくらいでした。
全閉だとタバコとほぼ同等のドローになりますが、ミストを発生させるのが大変になるくらい重くなっちゃいました。
なので取り急ぎ、3つ開けくらいでセッティングしました。
ちなみに、このチムニーは iCare mini にも流用できます。
この記事を書くまではチムニー部分をすげ替えて使ったりもしていました。
こうして、既製品を自分好みにカスタムするのも楽しいですね。
お気に入りの製品がより自分色に染まることで、もっと好きになれます。
メーカーが想定していないカスタムなので、「自己責任」という言葉はついてまわるけれども……。
エアの通り道にOリングを追加するだけなので、よほど不器用じゃない限り、壊れるようなことはないと思います。
ワイヤーでほじくってOリングを出せば、すぐ元に戻せますしね。
MTL派のiCareユーザーは、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上、バイバイ。
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