Ambithion MODS LUXEMの備忘録。
去年あたりからこういう感じの18350MODが増えましたね。
いろいろ悩みましたが、これを買うことにしました。
決め手としては、オフ会でビルドマスターに現物をさわらせてもらったことが大きく影響しています。
ぼくは22mmのアトマイザーを使うことが多いので、とくに TA Kit Mini と LUXEM とでしばらく悩んでました。
すると、モタモタしているうちにTA Kit Mini のほうがディスコンになってしまったんですよね。
押し流されるようにLUXEMを買った次第です。
見ていきましょう。
見てみた感想
まずは開封してみます。
MOD本体に、18650使用時に連結させるエクステンションチューブ。
説明書と付属品の小袋が2つ入っていました。
まずは本体から。
この「主張しすぎないけれども攻めているデザイン」がかっこいい。
初見で目に入るのは本体のくびれですね。
セクシーです。
このMODのもうひとつの特徴はトップキャップにあります。
MOD自体の直径は23mmで、若干外側が突き出ています。
要するに、22mmのアトマイザーをのせたときにオフセット状態になるわけです。
チューブも見てみましょう。
本体自体は18350バッテリーで使用するMODですが、これを連結することで18650バッテリーが入るようになります。
でもまあ、ぼくは使わないでしょうね。
ボトム側も見てみましょう。
底面はどちらも同じデザインです。
ちなみにぼくはこんな感じのアメリカントラッドっぽいデザインが大好きです。
シャレてるんだけど、ほどよいポップさがあって気取りすぎてないというか。
こういう小物的なアイテムにはうってつけのデザインではないでしょうか。
付属品も見てみますか。
金属のリングはアダプターですね。
これを本体のトップキャップにはめ込むことで、18mmのアトマイザーがぴったりのせられるようになります。
たぶんこれもぼくは使わないでしょう。
Oリングは2つ付属しています。
自信はありませんが、ひとつはアダプター外周のもので、もうひとつはトップキャップのものです。
次はこれ。
実はこのリング、使い道がイマイチわかりません。
おそらく18650用のバッテリーキャップにあるアジャスターを回すためのものだと思います。
なにせ説明書が簡素で、憶測でしか書けずに申し訳ないです。
開封時点での印象はかなりいい感じですね。
俗に言う「良質な製品」は、開封した瞬間から違いを感じます。
この製品からもそれを感じました。
さわってみた感想
この製品は、いわゆるセミメカのMODです。
見た目はメカニカルっぽいですけどね。
内部を除くと基板が見えます。
せっかくなので分解しましょう。
まあこんな感じですね。
シンプルな構造です。
トップキャップにはOリングが設けられています。
なんのためかはわかりません。
そんなに開け閉めする場所ではないですが、予備のOリングが活躍しそうではあります。
絶縁のためとも思えないので、過度な締め込みを防ぐためでしょうか。
防水防塵かなとも思ったんですが、スイッチ自体に切り込みがあるのでそうでもなさそうです。
(また憶測……)
これははっきり書けますが、スイッチのデザインがベントホールを兼ねています。
このMOD、それらしい穴がほかにないのでね。
うむ。
もう二度と使わないでろう、18mmアダプターをはめてみます。
ぼくには必要ないですね。
あらためて思いました。
ボトム側のバッテリーキャップを比べてみます。
左が18350、右が18650用のものです。
18650用のものにはアジャスターがついているので、バッテリーサイズの差に対応できるようになっています。
まあ今となっては当たり前というか、必要最低限の仕様ともいえますね。
付属してきた謎のリング、おそらくここで活躍するはずです。
バッテリーを入れてキャップを締めこんだ状態では調整できないので、使い勝手は良くないかもしれません。
全体的な質感は悪くないと思いました。
ただしこの製品、いたるところがネジ切りされてて分割できるじゃないですか。
それぞれを回してみると「キーキー」と大きめの音が鳴るんですよね。
ひっかかるとか、回しづらいとか、あきらかに切削制度が良くない感じはないんですが……
いじるたびに「ネジ山が噛んでしまう不安」がよぎるので、自己責任の範囲でグリスアップしようと思います。
使ってみた感想
いろんなアトマイザーをのせながら感想を書きます。
ハダリー(クローン)をのっけるとこんな感じ。
なぜ今さらハダリーにしたのかというと、装着時のオフセット具合を見たかったのです。
上でご紹介したように、MODの外径が23mmで突き出し部分があります。
22mmアトマをのせると覆いかぶさるようにセットアップされるわけですね。
ハダリーのボトムはスリーブとツラになるんですが、画像を見る限りでは「隠れるか隠れないか」といったところです。
つまり、オフセットの幅はほんの数ミリ程度になるということです。
締めこみすぎると基板に負担がかかるので注意が必要ですね。
うむ。
これだったらわざわざ突き出すような仕様でなくてもいいような気もします。
ボトムエアフローのRTAをのせてみましょう。
ドギー(クローン)だとこんな感じ。
一応、セットアップ状態であってもエアフローは調整できます。
でもまあエアフローの調整なんてしょっちゅう変えるわけではないでしょうからね。
そう考えると、数ミリ程度オフセットさせることで「不意な挙動でのズレ」を防ぐことができるかもしれません。
そんで。
こういうMODを使っている人ならわかると思いますが、組み合わせによってはアトマイザーが若干浮く場合があるんですよ。
そんな大きな隙間ではないにしろ、ポジピンの長さやネジ切り具合の差から、つなぎ目がはっきり見えちゃうみたいな。
オフセットさせる構造によって、浮いたときにできる隙間は強制的に見えなくなります。
オフセットさせたところでどうせ線は出ちゃうんですが、デザインや仕様として割り切ることができるわけですね。
ゴミやホコリ、水分が入り込む余地もなくなるので、安心といえば安心です。
パフスイッチについても書きます。
このMODは「面」で押すタイプのスイッチを採用しています。
ここが気になっている人もいるでしょう。
「ぐにゃぐにゃした押し心地だったらいやだな」と。
でも安心してください。
しっかりクリック感のある押し心地でVAPINGできます。
画像を使いまわしますが、類似品だとポッチがついてるタイプのスイッチが多いかと思います。
こういう「点」で押すタイプのMODね。
ちょっとした差ではありますが、どちらかといえばぼくは「面」で押すタイプのほうが使いやすいと思いました。
「手の感触でスイッチを探す動作」が、若干少なくなるような気がしたからです。
凹凸はほとんどないものの、メーカー名や電源のアイコンが彫りこまれているとこがザラつく感じがします。
MODに視線を落とさなくても、その感触で判別できます。
押し心地もさほど重くはないので、(類似品と比べれば)パフするときのストレスはほとんどありません。
しかもこの製品、3クリックで電源のオンオフができます。
当初は部屋に飾っておこうかなと思っていましたが、持ち出しにも全然対応できるMODでした。
せっかくなので、18650仕様にしてみましょう。
見た目は別に悪くないですけどね。
くびれデザインが段をつけているので持ちやすく、普通に使いやすいですし。
でもやっぱり好みの問題から、ぼくは使わないと思います。
小さいMODはたくさんありますが、だからといって「使いやすい」とは限らないじゃないですか。
ある程度のサイズ感があったほうがなにかと使いやすかったりするので、むしろ使い勝手が悪い製品のほうが多いように思います。
そのなかでもこの製品は、使い勝手とデザインが共存しているように感じとれました。
「ただボタンつけりゃいい」や「とりあえずくびれさせればいい」ではなく、その先のことも考えて設計したのではないでしょうか。
結果発表
アリ、としておきましょう。
小さいのに高級感があってかっこいいです。
値段もさほど高くないので、めちゃめちゃ気に入りました。
買ってよかったです。
ただし。
「この製品を人に勧められるのか?」と考えれば、やや抵抗を覚えます。
使い勝手がいいとか、汎用性が高いとか、そういう部分で判断される製品ではないと思うからです。
個人の好みだったり、コレクションとしての価値だったり、そういった主旨で判断するならこの製品はアリだと思います。
ぼくはFastTechで買いました。
国内でもまだ買えるようです。
ちなみにこの製品、カラバリにブラックがあるんですよね。
18350MODは圧倒的にシルバーが多いので、ブラックを買えば良かったなと思いました。
お金に余裕ができれば、色違いを購入したいと思います。
小さいMODの選択肢が増えたとはいえ、VAPE製品はす~ぐディスコンになるのでね。
気になっている人は早めのチェックをおすすめします。
ぼくも急がなきゃ。
以上、バイバイ。
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