今日はCBDリキッドについて書きます。
ちょっと前に週刊誌で取りあげられていて、VAPERの間で話題になりましたよね。
一応、ぼくもCBDリキッドを利用しているひとりです。
実際にCBDリキッドを吸ってみた感想をまじえながら、その見解についてご紹介します。
メディアの扱いはどうでもいい
ぼくも有名週刊誌をいくつか実際に手にとり、CBDについて取り上げている記事を探しました。
そのうち二誌で該当する記事を見つけたので、内容を読んでみました。
金曜日に読みたくなる週刊誌では、こっちが引くほどネガティブなものとして取り上げられていましたね。
『新型合法ドラッグ』や『ヤ○ザのシノギ』と紹介されるなど、漠然とした不安をあおる内容でした。
良い方に捉えるとエンタメ志向の記事ですが、正直あまり参考にはなりませんでした。
温泉!と叫びたくなる別の週刊誌では、使用実例を取り上げながらCBDのあれこれを概論として淡々と説明していたので、こちらの記事は興味深く読ませてもらいました。
しかし読者の目を引くためか、見出しに『合法大麻』という文言が使われていたのでね。
「勘違いされるかもなあ」とぼんやり思いました。
でもまあ、正直なところメディアにどう扱われるかなんて大した問題じゃないと思っています。
「新しい概念」が流入してきたとき、世間が示すネガティブな反応はある意味で正常です。
どの分野でもよく起こっていることですし、珍しくもなんともありません。
とくに「雑誌」はあらゆる物事をチェックする役割を担っているので、批判的に取り上げられることは問題ありません。
なんならこれはCBDだけじゃなく、VAPE全般にいえることでもあるのでね。
「なにそれ?」「大丈夫なの?」「やばいもん入ってるんじゃないの?」
我々VAPERからすれば、常日頃から感じている疎外感だったりもするのです。
だからぼくはメディアでのCBDの扱いについてさほど深刻に捉えていないですし、あまり気にしていません。
ひとりひとりがVAPEを健全に運用し、周囲からの信頼を得られるよう努力すれば、徐々に警戒は解けていくでしょう。
CBDの効能について
以前レビューしたとおり、ぼくもCBDリキッドを購入し、利用しています。
ここではユーザーの目線で、CBDリキッドの効能について感じたことを書きます。
CBDリキッドを吸うと、ほんの少し頭と身体が重くなり、ほどよい脱力感を覚えます。
これがいわゆる、CBDによるリラックス効果なのだと思います。
だからといって動けなくなるとか、注意散漫になるとか、多幸感を覚えて嫌な出来事を忘れられるとか、そんなことはありません。
感覚的には、「まったりモードに入ったなー」と感じる程度の、弱いものです。
裏を返せば、このリラックス状態が「気のせい」や「プラシーボ」である可能性もあります。
実際、ぼくはそれを強く否定できないくらい、CBDの効能を実感できていないのが本音です。
もっと具体的に書きましょう。
「夜眠れるようになる」とか言われているCBDリキッドですが、そんなことはありませんでした。
この間、仕事でけっこう大きなミスをしたんです。
胸がソワソワして眠れなくなったとき、すがるようにCBDリキッドを吸ってみました。
が、まったく眠れませんでした。
「頭痛が緩和される」とも言われているものの、これも期待はずれでした。
ロキソニンなどの薬を服用せずに症状がやわらぐのなら万々歳ですが、そんなうまい話はありません。
実際CBDを摂取してみても「ちょっとだけ痛みが緩和されたような気もするけど別に……」くらいで、頭痛の苦しみから解放されることはなかったです。
子どものころから偏頭痛に悩まされていて、この効能に期待していた部分も大きかったので、とても残念でした。
もちろん、効能の感じ方については個々の身体のつくりや、そのときの体調によっても変わってくることでしょう。
ぼくが至った結論は、「”効果”は感じられるけれども、”効能”はあまり感じられない」といったところです。
個人的な期待値が大きかったぶんの反動も加味してのことですが、これが正直な気持ちです。
CBDの存在に思うこと
たしかに、意図的に「リラックス状態」を作り出せるのは大きなメリットです。
「気のせい」や「プラシーボ」かもしれないとはいえ、ぼくのなかでは実感としてありますし、現状はこのためだけに使っているといっても過言ではありません。
しかしこれは別のなにかでも実現できることでもあります。
アロマを焚いたり、音楽を聴いたり、お茶やコーヒーを飲んだり、落ち着いた雰囲気の照明を点けたり。
なんなら、CBDが含まれていないVAPEリキッドであっても、似た効果を得ることもできるでしょう。
したがってぼくにとってCBDは、「なくても困らない存在」です。
CBDリキッドを使用するときの感覚としては、メンソールや清涼剤を試すのと同じです。
VAPEを始めて数年経ち、「いろいろ試してみたい」という興味も相まって手にとった感じですね。
しかしながらメンソールや清涼剤は、リキッドへの「添加剤」として必要であるのに対し、CBDの成分はなくなっても困ることはないと思います。
別にCBDが入っているからといって、リキッドがおいしくなるわけでもないのでね。
むしろ独特な苦味が追加されるので、好きじゃない人のほうが多いと思います。
仮にCBDがなんらかの規制を受けたり、今よりも値段が高騰したりすれば、ぼくはすぐに興味を失ってしまうでしょう。
そうでなくても現在、リピート購入するかもわからない状態です。
価格が高いじゃないですか、CBDリキッドって。
高濃度のCBDが含まれているリキッドは、30mlで一万円を超えるものもざらにあります。
相場とかまったくわからないのですが、下手したら大麻のほうが安いんじゃないですかね?
CBDリキッドを購入したことについては後悔していませんが、効能を感じられていないぶん「コスパが悪いな」とは思っています。
依存しているわけでもないので、「今すぐやめろ!」と言われたらすぐに捨てられるでしょう。
VAPEでのCBD摂取について
前述した内容はもちろん、ぼく個人の感想でしかありません。
もう一度、一般論に引き上げて考えてみます。
CBDを摂取することによって、さまざまな病気の症状改善に効果を期待できます。
てんかんの症状が緩和されたという報告や、がんの抑制効果があるという研究結果もあるようです。
程度の真偽はともかくとして、WHO(世界保健機関)はCBDについて「安全性に問題がない」という見解を発表しています。
薬のようにやっかいな副作用も、お酒のように日をまたいで響くこともなく、CBDによって不安感がやわらいだり、持病が改善されれば素晴らしいですよね。
値段こそ張ってしまうけれども、これといったデメリットがないわけです。
CBDを摂取する方法はいくつかありますが、VAPEによる「吸引摂取」はもっともポピュラーかつ手軽な方法のひとつです。
「経口摂取に比べて体内(肺)に成分を長く留めておけるから」という理屈で、VAPEでのCBD摂取は吸収効率がとても良いらしいのです。
ここで挙がるのはのは、VAPERからのCBD批判です。
CBDの存在に引きずられるように、VAPE自体がネガティブな報じられ方をしたり、それによって偏見をもたれることもあるでしょう。
なので、VAPERから「CBDによって迷惑を被っている」という主張が出てくるのは理解できますし、一般人よりも痛烈に批判したくなるその気持ちもわかります。
しかしぼく個人の意見としては、「VAPEでのCBD摂取」という選択肢は残しておくべきだと思います。
自分自身が効能を感じられていない以上、強くオススメこそしないけれども、現状やはりCBDが悪いものだとは思えません。
VAPEでCBDを摂取することによって救われる人がいるのであれば、その芽を摘んでしまうのは酷ではないでしょうか。
やみくもに拒否反応を示す態度は、浅はかな情報しか報じないメディアのそれと変わりありません。
世間に「危険ドラッグの類」と思われているのであれば、その誤解は解くべきです。
CBDで詐欺まがいのビジネスが横行する状況があれば、それは防ぐべきです。
VAPEの安全な使い方だったり、タブーやNGだったりと、ぼくの拙い経験と知識の範囲で伝えられることがあれば全力で伝えていきたいわけです。
キレイゴトっぽく終わってしまいますが、現時点での考えというか、立場を明確にしておきました。
以上、バイバイ。
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