メカスコと聞いても、デメリットしか浮かんでこなかった自分。
以前は、まったく購買意欲がわきませんでした。
まず、メカニカルであることがそもそものネックです。
テクニカルに比べるとなると、取り扱いに細心の注意が必要です。
ハイブリッド接続ほどではないものの、やはり気を使う必要がありますね。
それに対して、似たような価格、使用感のDripboxやピコンカーは、保護回路がついています。
ある程度の安心感を与えてくれるBF MODが安く手に入るなら、あえてメカスコを選ぶ理由ってないと思うのです。
それから、見た目です。
3Dプリンターで作りましたと言わんばかりのチープなデザインが多いですよね。
個人的にはチープなデザインってのが別に嫌いではないので、一概にデメリットとはなり得ません。
しかし、ドクロやらゴリラやらウサギやらのポップなデザインが多く、個人的には全くはまりませんでした。
主観になりますが、BOXERが出たときなんて思わず目を疑ってしまったくらいです。
「これ、しま○らに売ってる服みたいなデザインじゃん……」
あれはあれで良さそうなMODですけどね。
個人的には、どうにも買う気になれませんでした。
唯一考えられるメカスコの強みって、構造が単純でコンパクトであることだと思います。
なんなら無地でもいいので、シンプルなデザインが欲しかったのです。
最後に、価格です。
製造やら流通やらのコストはあると思いますが、価格が高いと感じていました。
制作現場を知らないユーザーを代表して言わせてもらいますが、「こんな単純な構造なのに、こんなに高いの?」と。
ハンドメイドであれば、平気で数万円かかるのも理解できます。
しかし、たとえマスプロ品でも、オーセンティックを買うとなると、50ドルは超えるはずです。
ものによっては、DNA機が買えるくらいの価格設定だったりもします。
「じゃあ他のMOD買うわ」となっても致し方ないですね。
さんざん文句を言ってきましたが、あるとき転機が訪れました。
こいつが、メカスコに対するおれの考えをくつがえしたのです。
直感的に「欲しい」と思いました。
いわゆる、一目惚れです。
もともと、「ウッド調のMODがひとつあればなー」とは思っていました。
しかし、カッコ良さげなMODはだいだいハイエンドのものばかりだったので、手を出せずにたのです。
これなら手が届く値段だし、メカスコのデメリットを差し引いても購入したいと思ったのです。
MODに関しては、見た目の好みが占める割合が多いです。
嗜好品ですから、直感は大事にしたいですよね。
初期ロットは何かと不具合があるだろうなと見越して、プレオーダーは華麗にスルーしました。
それが功を奏してか、コンタクトピン周りの欠陥が改善されたという情報を得たので、いざ注文。
様子を見ることにして正解でしたね。
届いてから1ヶ月ほど使ったので、こちらで備忘録を書きました。
良ければご覧ください。
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