【OUMIER】WASP NANO RDTA

ついにやってきました、OUMIERのWASP NANO RDTA。

さんざんレビューされているので、サクサクっといきましょう。

 

 

購入の動機

いいものだと聞いていたので、以前から気にはなっていました。

ただ、個人的にRDTAがあまり好きじゃないことに加え、この球根的な見た目も好みではありませんでした。

そのため、購入を見送っていたのです。

 

しかしながら、これを買うことによって新たな嗜好が生まれるんじゃないかとふと思ったのです。

値段も安かったので、お試し感覚で買ってみました。

 

仕様については、公式ページなり、詳しくレビューしている人を参考にしてください。

次から使ってみて感じたことを書いていきます。

 

 

WASP NANO RDTAの良いところ

良いところを3つ挙げます。

 

① 値段が安い

なんといっても、まずは値段です。

数あるマスプロ品のなかでも、群を抜いて安いRDTAです。

 

紛れもないオーセンティックなのに、クローン並みの値段で変えてしまいます。

セールや割引使わなくても、気軽に買えるアトマイザーってそうそうないですよね。

 

気になるお値段は……

記事の終盤に商品ページを貼るので、興味がある方はそちらで確認してください。

 

 

② 作りが綺麗

「安かろう悪かろう」であれば、まあ納得はできます。

それどころか、VAPE業界には「高かろう悪かろう」すらもはびこっています。

こればかりは実際に手にとってみないと分からないところですね。

 

そんな中、この綺麗な作りには正直ビックリしました。

トップキャップの付け外しなど、細かいところの使用感はかなり上々です。

Oリングの質が良いのでしょうか。

 

「もっとこういう製品が増えてくれればいいな」と、純粋に思いました。

そのため、特筆すべきポイントとしてこれを挙げました。

 

 

③ おいしい

最後は、フレーバーの出方についてです。

まずはデッキの構造をみてください。

 

 

ありがちなサイドフローですね。

HADALYが流行ってからというもの、この構造がだいぶ増えてきた気がします。

正直少しビルドにコツがいると思っていますが、もはや定番の域に達しているといっても過言ではありません。

 

それでいて、このトップキャップ裏です。

 

 

使用途中なので綺麗ではないですが、ドーム状にラウンドしているのがわかるかと思います。

低めのサイドフローに加え、ドーム状のトップキャップ。

ここからわかるとおり、おいしくないわけがないのです。

 

しかし、WASP NANO RDTAでおいしくVAPINGするには、条件があります。

それは次の項でみていきましょう。

 

 

WASP NANO RDTAの残念なところ

残念なところを4つ挙げます。

 

① ドリチが必須

トップキャップがいい感じに絞られているので、ドリチなしでも吸えるようにはなっています。

しかし、正直にいえば、そのままだとおいしくありません。

WASP NANO RDTAは、内径細めのドリチを付ければ化けます。

 

 

ネタみたいな画像ですが、ドリチをつけないままではどうやっても味がぼやけてしまいました。

いろいろ試行錯誤した結果、ドリチを付けただけですぐ解決しました。

 

ドリチ次第で味の印象が変わることは周知の事実ですが、これほどまでにわかりやすい例もそうそないと思います。

このコンビネーションを考えるのも楽しい作業なので、一概にデメリットとは言い切れない部分でもあります。

しかし今回は、ユーザーの工夫が必須という意味で良くないところとして挙げました。

 

 

② リキチャがめんどい

買う前からわかっていたことですが、リキッドチャージに関してはかなり不便です。

というのも、WASP NANO RDTAはチャージホールがないのです。

 

選択肢としては、「ビルド前にあらかじめチャージしておく」のがひとつ。

ビルド後であれば、「タンク部分にたらしたコットンの隙間からチャージする」のがもうひとつ。

このふたつしかありません。

 

昨今の市場では、BFピン付きのRDTAすらも決してめずらしくありません。

もうちょっと配慮があってもよかったのかなと思います。

 

そもそもRDTAって、全般的にリキチャがめんどいですよね。

Serpent RDTAみたいな親切設計は、ごく希な例です。

製品のほとんどは、スムーズなリキチャと程遠い構造をしています。

WASP NANO RDTAも、ある意味では例外的なクセがあると感じました。

 

 

③ シャッターが有効活用できない

WASP NANO RDTAには、デッキとタンクを遮断するシャッターがついています。

このアトマイザーの特徴のひとつですね。

しかし、これの有効的な活用方法がいまいちわからないのです。

 

 

公式ページを見ると、「リキチャしやすくするため」っぽいことが載っています。

要するに、ウィッキングしたあとにシャッターを閉じて、コットンを寄せるのです。

チャージするときにはそれを開いて、そこにできた隙間から注入するということのようです。

 

メーカーが言ってるので間違いないんでしょうが、利便性はまったく感じないんですよね。

なぜこれでGoサインを出したのかが謎です。

 

一応、他にもいろいろと活用できる方法を考えました。

・ タンク部分をふさいでRDAとして使う

・ タンク部分にたらしたコットンをまとめて漏れづらくする

・ RDA使用を前提で、タンクをリザーブリキッド保管庫、シャッターをその扉として使う

結論からいうと、どれもいまいちしっくりこないんです。

ギミックとしてはおもしろいですが、使えなきゃ意味ないなーと思いました。

 

 

④ エアフローが軽い

最後は、完全に好みの問題ですね。

WASP NANO RDTAのエアが軽すぎて、正直扱いづらいです。

重めが好きな自分としては、限界まで絞ってもまだまだ軽いです。

 

他でさんざんレビューされていますが、デッキとの兼ね合いがあるんですよね。

絞るにも限界がある構造になっています。

この制限はかなり痛手というか、どうにかならなかったのかと

 

 

結果発表

ナシ、かな。

 

モノ自体は別に悪くありません。

ただ、あまりにも使い勝手が良くないなと感じました。

 

ドリチがないと味がうすいとか。リキチャにクセがあるとか。

このちょっとしたストレスを乗り越えてまで使いたいとは、とうてい思えないのです。

 

自分の経験上、こういうのって結局使わなくなるんですよね。

見た目が強烈に好きだったり、なにかしらの思い入れがあったりすれば別ですが。

 

まあ、出番は少なくなるだろうなという印象しかありません。

はっきりいって、失敗でした。

 

とはいえ、見た目やギミックにオリジナリティは感じられます。

フレーバーの出方以外にも楽しめる要素がたくさんあるのです。

それでいてこの値段ですから、総合的なクオリティとして考えれば悪い製品ではありません。

個人的には合いませんでしたが、興味があれば気軽に手を出してみても良い製品だと思います。

 

おれはFastTechで買いました。

商品ページはこちら

 

元の値段が高くないので、国内でもわり買いやすいです。

届くまで待ってられないという人は、選択肢に入れてもいいんじゃないでしょうか。

 

マーブルカラーもリリースされたので、レジンのMODなんかにも合わせられると思います。

 

以上、バイバイ。

 

 

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