コットンを良い感じにフィッティングさせる工夫

またもやウィッキングシリーズです。

今回は、前にあげた記事の続編のような内容になっています。

つまるところ、ビルドマスターの受け売り記事ですね。

 

例によって今回も短冊ウィッキングしますが、ちょっとした工夫を加えます。

さっそくやっていきましょう。

 

 

あらかじめ短冊状に切ってストックしておいたコットン。

 

硬い表面を剥いで、のばします。

 

 

普通に巻いていくんですが、ここからがポイントです。

 

 

コットンの両端をよじるのです。

 

こんな感じ。

 

 

今までは何の気なしに片側だけをよじっていましたが、とくに不便は感じていませんでした。

 

しかしオフ会の日、ビルドマスターがこのやりかたでウィッキングしているのを見たんですよね。

それで、たまらず質問してみたのです。

 

「それって繊維方向をそろえるためによじってるんですか?」

「それもあるけど、コイルの内径にあわせてコットンの厚みを変えるためやってるよ」

 

だいたいこういった意味の回答をもらい、その後も詳しく説明してもらいました。

 

つまり、こういうことだと理解しました。

 

内径が小さいコイルで組む場合 ⇒ 両端を強めに引っ張る

内径が大きいコイルで組む場合 ⇒ 両端を弱めに引っ張る

 

 

って感じで、コイルに対して良い感じにフィットさせるために、両端をもってバランスを調整するということです。

内径の大小に合わせるのはもちろん、コットンの密度にバラつきが出た場合でもスライドさせやすくなりますからね。

「なぜ今まで気がつかなかったのか」というくらいのちょっとした工夫ですが、とても理に適っていると思いました。

 

 

 

実践してみて思ったことですが、切ったあとのコットンが綺麗になるんですよね。

 

 

コットンの密度も、圧縮の具合もほぼ均等です。

それこそ、繊維の方向だってバラけていません。

受け売りではあるものの、それを踏まえてもぜひおすすめしたい方法ですね。

 

ウィッキングについて考えたとき、もっとも重要なのはやはりコイルとの設置面だと思うんですよ。

当然ながら「良い感じのフィッティング」を見つけるには、それなりの経験をつむ必要はあるでしょう。

ユーザー好みの具合や、ウィッキングの感覚を身に着ければ、よほど変なことをしない限りは上手くウィッキングできると思います。

 

今回の内容は、それを補助するための方法でもあります。

暗中模索している人はもちろん、自分なりのフィッティングを見つけた人にも有用だと思います。

 

ぜひ、参考にしてください。

 

以上、バイバイ。

 

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