バッテリーを入れる前に、アトマイザーを装着しておきましょう。
メカニカルMODを使う人であれば、必ずおさえている注意点だと思います。
先にアトマイザーを装着しなければならない理由は単純です。
ずばり、バッテリーがショートするからです。
じゃあ、なぜアトマイザーを先に装着しないとショートするのでしょうか。
これがわかっている人はそれほど多くないのかなと思いますので、今回はその理解を深めるための記事にします。
おれは頭が良くないため、難しいことは説明できません。
そのため、基本にもとづいてかんたんにご紹介します。
ショートとは
まずは、電気的な意味でのショートについて考えましょう。
ショートとは、英語でいうところの ” Short circuit(ショートサーキット)”です。
短い回路ってことですね。
より具体的にいえば、あいだに抵抗をはさまない(もしくは極端に「0」に低い)状態でプラス極とマイナス極が繋がることです。
イメージ図を見てみましょう。
Aは、乾電池に電球をつないだで光らせた様子です。
(わかりづらいかもしれませんが、そのように解釈してください)
この場合、電球が電気的な抵抗となります。
無茶なことをしない限り事故にはつながらないでしょう。
Bを見ると、導線でプラス極とマイナス極をそのままつないでいます。
一般的にいうところのショート、そのものですね。
さえぎるものが何もないのですから、フルパワーで放ったパンチを自分自身で受けるようなものです。
一瞬でもこうなると、発熱やら爆発やらガス発生やらと、いろいろと深刻な不具合が起こってしまうのです。
アトマイザーがない状態=抵抗が「0」に近い
VAPEに応用させながら考えて見ましょう。
下のイメージ図をご覧ください。
赤い線が電気の流れです。
Aの場合、アトマイザーが電球の代わりとして、電気の使いどころになっています。
つまり、アトマイザーが抵抗になるおかげでショートを防ぐことができているのです。
Bを見てみると、間に何もない状態ですね。
このままパフしてしまうと、MOD自体が導線となり電気を運びます。
まさにショートしている状態ですね。
乾電池ですら非常に危険なのに、パワーも容量もケタ違いのリチウムイオンバッテリーでこの状態になればマジやばいことになります。
一度も事故を起こしたことはないのでわかりませんが……
想像すらしたくないくらいに危険であることに間違いありません。
メーカーもバカじゃない
ただ、メーカーとしてもまったく対策をしていないわけではありません。
とあるメカチューブの内部を見てみましょう。
以前ご紹介した格安のクローンです。
奥に見える接続部が、オフセットされてくぼんでいます。
万が一、アトマイザーがない状態でパフしても、バッテリーのプラス極がMODに触れないように作られているのです。
だいたいのメカチューブはこのような構造になっているので、よほどアホなことをしない限り爆発することはないのかなと思います。
もちろん、バッテリー接触部がフラットになっているメカチューブもあるので、油断は禁物です。
そもそも、接触面積の広いマイナス側から挿入してしまえば、オフセットさせた意味もなくなります。
そう考えると、やはりセオリーどおりに運用すべきですね。
結論としては、ここに帰結します。
メカニカルMODを使うときは、バッテリーを入れる前にアトマイザーを装着しておきましょう。
最後に
手短に説明するつもりでしたが、意外と長くなってしまいましたね。
「アトマイザーを先に装着する理由」として、そのロジックをご紹介しました。
メカチューブを使う人であれば当たり前にわかっているはずのことですが、「なぜ危険なのか」というところで理解を深められたら幸いです。
もちろん、間違っている部分があればじゃんじゃんご指摘いただきたいです。
引き続き、安全に楽しみましょう。
以上、バイバイ。
コメント
おバカな文系のたかはしでも理解できましたw
危ない、危ないとだけ言われても理屈が分からないと理解できないのが素人なので「よく分からないけど先にアトマイザーね!よく分からないけどわかった!気をつける!」と無理矢理理解するしかなかったんです。
すごく的を得た記事を書いてくれるので安心してvaping出来ます(゚∀゚)
今度スティープの仕方を記事にして欲しいです!
たかはしさん
コメントありがとうございます!
そういっていただけると嬉しいです!
私もなんとなくの理解でしかなかったのですが、理屈を知ることで安全意識が高まったように思います!
スティープ方法についても、なるべく近いうちにまとめます!
とはいえ、リキッドは基本放置しておくタイプのずぼらなVAPERなので、参考にはならないかもしれませんが……www
これ以上はネタバレになっちゃいますね!
乞うご期待!www
Ryo